Cedar Meteor
記事 · 発酵 2026-07-24

自家製味噌とぬか床、仕込みの実際

藤
藤本 浩
オーナーシェフ
2026-07-24
ビンテージレストランの窓際で会話を楽しむ人々とランプが灯るインテリアデザイン

Cedar Meteorでは、味噌・塩麹・ぬか床を自家製しています。市販品を使わない日もあります。発酵の仕込みを始めたのは2020年の春で、今では店の料理の土台になっています。仕込みの実際と、日々の管理について書いておきます。

味噌の仕込みは冬の仕事

味噌の仕込みは、毎年1月から2月にかけて行います。大豆は国産のものを使い、麹は近隣の麹屋から仕入れています。大豆を一晩水に浸け、翌朝から煮始めます。煮上がった大豆を潰し、麹と塩を合わせて仕込み容器に詰める。この作業に、丸一日かかります。

仕込んだ味噌は、夏を越えて秋に開封します。Cedar Meteorの味噌は、塩分をやや控えめにしています。料理に使うときに調整しやすいからです。市販の味噌より柔らかく、香りが穏やかなのが特徴です。

ぬか床は三年以上継ぎ足してきた

ぬか床は2020年の春に仕込み始め、今年で六年目になります。最初の半年は、毎日かき混ぜながら味を確認していました。今は週に三回程度のかき混ぜで安定しています。

ぬか床に入れる野菜は、その日の仕入れによって変わります。大根、人参、きゅうりが基本ですが、秋はセロリや蕪を加えることが多いです。漬け時間は野菜の種類と季節によって調整しています。夏は短め、冬は長めが基本です。

塩麹の使い方

塩麹は、牡蠣のソースや肉の下味に使っています。市販の塩麹より麹の比率を高くしているので、甘みが出やすいのが特徴です。バターと合わせると、牡蠣の炭火焼きのソースになります。

発酵調味料を自分で作ることの利点は、塩分や甘みを自分でコントロールできることです。料理全体の味のバランスを取りやすくなります。

発酵の仕込みは、料理の準備の中でいちばん時間がかかる部分です。でも、その時間が料理の奥行きを作っていると思っています。

#発酵#味噌#ぬか床#自家製調味料

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